アインシュタインより愛を込めて Apollo Crisis 感想
はじめに
アインシュタインより愛を込めて Apollo Crisis クリアしました。
前回、人生初ブログとは思えないほど異常なほどの長文を書いたわけですが、後から見返すと終盤になるほど語彙力の低下と文章として大丈夫か?って思いましたww
実際のところ、ブログを書きながら大学の友人たちと3時まで通話してまして、酒と眠気のせいでより酷い文章を生み出してしまったわけですね。
ちなみに前回の記事はこちら↓
さて、そんなことはさておき、GRANDルートをクリアして数日経ち、アペンドディスクであるApollo Crisisを開始しました。
正直本編だけでもかなり満足していたので、もし微妙な終わり方をしたらどうしようかと不安ではありましたが、そんな心配は必要ありませんでした。
はっきり言って
今までやったどのエロゲより面白かった!!!神ゲーでした!!!
ではここからはキャプチャ多めで感想を語っていきたいと思います。
ネタバレ要素を多く含みますので予めご了承ください。
GRANDルートから
個人的にはGRANDルートの終わり方にとても満足していましたが、冷静に考えるといくつか謎が残りました。
①そもそも有村ロミは何者なのか
②周太と出会った頃は比村茜と名乗っていたのになぜ有村ロミに名前を変えたのか
③ミコが現れたとき周太はモーメントだと言ったが、主は誰なのか
④最終決戦が終わった後、ロミはなぜ旅に出たのか
⑤彗星機構はその後どうなったのか
などなど、他にもあると思うがパッと思いついたところでこれくらいの疑問があった。
この辺をどうにか回収してくれたらいいな、という気持ちで開始しました。
Apollo Crisis 冒頭
冒頭でロミが"茜"という言葉を口にします。
ディスク入れた瞬間どういうこと???ってなりましたね。
あまりにも唐突すぎてスクショ撮る余裕もありませんでした。
本編が始まり、まずは謎の学年一位の生徒について。
これについてはGRANDルートの最後にロミに代わって定期試験一位になった人の名前が「クスナエマキ」で、並び替えると「エクスマキナ」になると。
そして呼び出された周太は公園に行くと、ミコと名乗る少女に出会います。
その後、野上さんが登場します。
前回は声のみで謎のメンバーでしたが今回は大きく影響します。
ミコちょっとえっち…
そしてミコに会った日の夜、一年越しに恋人のロミが帰ってきます。
そこで彼女は科学特捜部を再始動して、街に灯りをともすように言う。
ミコの登場、ロミの帰宅、何かが動き出すとワクワクしました。
前回に引き続きロミは何を考えているか、何をしようとしているのか多くは語りませんが、
”大事なもの”というのが世界ではなく周太のことなのではないかと思うと、ますますこの子のことが好きになりました。
日常パート
普通に楽しく見ていたのでキャプチャはありません…
まず科学特捜部の活動を進めるにあたって、ミコが新入部員として加入します。
前回と同様に各ヒロインを選択する画面が出てきて、それぞれのヒロインのミニエピソードがありました。
片桐猛
前からオタクだなって思ったら今度はエロゲを作り始めると。
オーディションを開いてヒロインを選ぶと言う。
普通に部内でオーディションするかと思ったら、まさかのネットを使って大規模投票をするロミの強さ…
オーディション監督の猛がサンプルで渡した迫真の演技をロミによってエントリーされてしまい、投票の結果ヒロイン役は猛に決定するという、彼女らしいオチで終了。
普通に笑える話でした。
西野佳純
ボクシングのイベントがあると言う佳純。
そして意外にもミコが相手をすると言う。
頭はいいけど運動神経は並みだと言う彼女だったが、佳純の攻撃を読んで避けるなど対応力の高さを見せる。
試合終了後、会場は大きく盛り上がる中ミコの策略で周太がリングに上がることに。
試合開始直後また滑ってしまい、今度は胸にダイブ!
当然ボコボコにされてしまうというオチ。
こちらもクスッと笑える話でした。
新田忍
また経営が厳しくなったと話す忍さん。
どうも最近近所にできた店に常連のお客さんを取られてしまったらしい。
そこに行くとなんとギニアムの騎士がいた。(さすがに人の姿ですが)
店が潰れるかもと心配する忍さんは部のメンバーに相談しますが、ロミは今のままの店が好きだと言う。
結局相手は一か月で店を閉めると言うので、自然解決でめでたしという話。
今後もお店の営業頑張って!
坂下唯々菜
まず彼女がちゃんと出てきてくれて良かった。
彼女は正体がアレだけに出てこないか心配してたけど安心した。
そしてそんな唯々菜の話は、自分の彗星病について打ち明けるというもの。
きっかけは周太が唯々菜(の本体ですが説明が面倒なので唯々菜ということで話を進めます)が無事に社会復帰できるのかどうか心配するところから。
テレパシーの能力のせいで考えが漏れてしまうことを、いきなり全員に理解してもらうことは無理でも科学特捜部という限られた空間で過ごして慣れさせようという。
結局いい案は出なかったが満足する唯々菜。
きれいに片付いた話ではないけど、今後もし正体を明かして、なんてことにもなるといいな。
ミコ
あんまり書くことがない…
80くらいの支部と交信する話と猫とおしゃべりする話。
以上…
有村ロミ
これだよこれ!
待ってました!
このイチャイチャが見たかった!
せっかく恋人になったのにデートもせず過ごしてたから、夜の駅前を歩き、映画を見て、ダーツをする。
当たり前のような光景でも嬉しく感じるほど前回はそんな余裕なかったもんなあ…
家でのやりとりも以前よりも恋人感があって安心した。
いやーキャプチャ撮らなかったのミスでした。
とにかく恋人っぽい一面が見れて最高でした!
突然の急展開
ある日、佳純がビーチバレー大会が開かれると言って、景品目当てで参加することになる一同。
ロミには事前に組む相手がいると聞いていたが、まさか猛とは…
ロミ・猛ペア
佳純・南条ペア
ミコ・星ペア
周太・野上ペア
なんだかんだ試合が進み、決勝戦はロミたちと周太たちの対決。
ロミの魔球に苦しむも対策してなんとか優勝!
これで景品もらってめでたし、で終わるわけないんだなー
突然彗星が落下してくるということでヘリで迎えに来る星と、ロミを迎えに来る謎の組織アポロクライシス。
前回の忍さんルートで存在は知っていたからその点は驚かないけど、別れ際にロミが衝撃の真実を語る。
以下、最大のネタバレ
は???
似てるから生き別れの姉妹くらいかと思ったのに、まさかの???
直後にも衝撃の真実が明らかになりますが、ここはネタバレを避けます。
衝撃の真実が明らかになった後、小笠原の拠点が襲撃されているというミコ。
ひとまず野上さんの家に避難することになった一行はそこで作戦を立てる。
野上さんの過去も明らかになりますが、ここでは省略しますが、変わっているとはいえ色々抱えていることが分かると同情しますね。
その後ミコがまた衝撃の一言を言う。
いやどういうことよww
結局のところΣが大きく関わっているわけですが、もう一度地球に来て今度こそ星の継承を行うと言う。
やがて野上邸に向かってくる敵勢力に応じるためにデウスを呼び出すミコ、戦いに出る野上さん。
周太はΣに誘われて継承後の世界を見ます。
さて、野上さんがΣの仲間であるΩと対峙し、なんとか勝利します。
その後ロミの前に郷田博士が現れてこちらもまた衝撃の真実を語ります。
※ネタバレ注意
頭悪いから脳の処理が追い付かない…
確かに言われてみれば、茜の父親は頭が良かったとか言われてたけどそういうことか、と。
さらに病院でロミと郷田先生が会ったとき、露骨にロミが嫌そうにしてたのもそこに繋がっていたのかと…
賢い人はその辺のところから考察していたのかなあ…
最終決戦
最終決戦の相手は文明を継承するために手段を選ばなくなったΣ。
ミコはデウスに乗って戦います。
ある程度敵の数や戦力を予想していた彼女はデウスの力を使って次々と敵を倒していきます。
そして
ミコの頭脳すげえ。
ミコ一人では勝てないと分かった上で最後はロミと周太を頼った。
王道かもしれないけど激熱展開だった。
ミコが敗れるも、
ロミの率いるアポロクライシスが遂に動き出す。
時を同じくしてアインシュタインに乗って戦う決意をした周太。
かっこいい。
この辺いいよなあ。
ロミ参戦。
確かにあの時、小笠原で鯨に会って周太は鍵を受け取ったが、ロミは何か見てないのか???って思っていたところに…
ロミ天才すぎるってww
鯨を開放して地球を侵略しようとするΣに対抗するために、ロミは自ら解析した文明の力を使ってそれを鎮めることに成功する。
この時流れた「アインシュタインより愛を込めて」が神過ぎた。
本音を言うと映像は欲しかったけど、最終決戦で流れる展開は良かった。
最終決戦を終えて
戦いを終えたロミは消えようとしていた…
周太と出会って比村茜ではなく、有村ロミとして生きてきた。
自分が普通ではないが故に、いつ消えるか分からない不安と常に戦ってきた。
それでも周太への想いは本物でした。
前作でロミは周太に大好きとは言わなかった。
GRANDルート後に旅に出たのも、いつ消えるか分からない不安からだった。
普通じゃない自分が消えることで周太に本当の意味で普通の日常に返してあげようとしたのだった。
そしてロミは消えた…
エピローグ
ロミが消えて、それでも周太は強く生きています!終了!みたいな終わり方だったら暴れていたかもしれない…
でもその後の話で私は涙なしではいられなかった。
茜が目を覚ました映像の後、ある少女が白い病室のようなところで目を覚ます。
少女は自分の記憶が抜け落ちていることに気づくが、なんとか思い出そうとする。
比村茜という名前は思い出したが…
主治医は無理しなくていいと言うが、どうしても比村茜以外の生活をしていた夢を見ていたようだった。
どうしても思い出したい彼女は主治医に打ち明ける。
そこで主治医は次の日にある人が来ると話す。
そこに現れたのは…
茜???
ロミ=茜って思ってたし、何より目覚めた本人がそう言うから茜だと思うじゃないですか…
なんで茜が別にいるの???
全然理解できず茫然としていましたが…
つまり有村ロミとして夢を見ていたのではなく、それは現実であると。
そういうことか!と。
何が言いたいかというと、このApollo Crisisのパッケージ横に書いてある文字
「Where did i come from?」
「Where am i going?」
なんで主語が私なのか?
買ったときからの疑問が晴れた瞬間だった。
これは有村ロミのための言葉だったんだと。
でも、それだとロミの身体はどうなった?
空白の7年は??
という疑問がありましたが、
なんと周太がアインシュタインに乗って死後の世界に行ってロミとミコをこちら側の世界に連れ戻したと言う。
ミコは自分の身体を求めなかったがロミには身体を与えた。
その過程で周太の髪は真っ白になって、ゲーム起動画面に出てきた神々しい一枚絵が生まれた。
美しすぎるって…
二羽の鳥はロミとミコで、連れ戻すために何回もダイブしたと言う。
周太がここまでロミのために尽くしていたのか、と感動したシーンだった。
ラストシーン
いよいよラスト。
ロミと一緒に生きていく決意をした周太はロミに想いを伝える。
そしてロミは…
初めて周太の前で大粒の涙を流すロミ。
それでも嬉しくて笑顔になる。
この素晴らしいシーンで物語は幕を閉じる。
そして…
ネタバレ回避のために一部伏せる
”それでもこれで、『〇〇〇〇〇の少女』と『自称天才少年』の物語は終わる。”
いい終わり方だったなー
からの
泣いた…
ずるいってこれ…
天才だろこれ。
FINって出てからも泣かされたゲームでした。
最後に
改めて言うと、アインシュタインより愛を込めては本当に神ゲーだと思います。
私は割とポジティブに考えるタイプなのでプレイしたゲームは大抵面白かったと言ってますが、これほど余韻に浸ったゲームは未だかつてありませんでした。
確かに、GRANDルートはバタバタした終わり方をした気もしましたが、ラストのEDあが神過ぎて大満足できました。
今回は怒涛の伏線回収をした上に、感情を揺さぶられました。
一度は消えたロミが本当の意味で帰ってきて結ばれる結末は本当に良かった。
きちんと”物語は終わる”と言ってくれたことでスッキリしました。
このゲームに出会えたことを今年一番の幸せと思う。
さて、この余韻に浸りつつも次は
「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしようと思う。
その時にまたこうしてブログを書くか怪しいけど…
それ以外にライブに行った余韻で何かしら書くかもしれない。
ではまた。